【松江】雲南市大東町大東の写真家、太田和良さん(73)の写真展が29日、松江市東朝日町の中国電力ふれあいホールで始まった。雲南市で生息する国の特別天然記念物・コウノトリが、ひなから成長する姿を展示している。
写真は雲南市内の小中学校や図書館で展示していたが、松江市では初めて。コウノトリが子育てをする姿や複数羽で草原や川に入り餌を取る様子を捉えている。140点を展示し、ひなが巣の中でともに育っていく姿を紹介している。
来場した松江市浜乃木2丁目の小村勝さん(79)は「コウノトリの羽ばたく一瞬の躍動感をよく捉えていて、感心した」と興味深げに話した。太田さんは「コウノトリの子どもが育っていく姿を見て、楽しんでもらいたい」と話し、来場を呼びかけた。
入場無料、7月17日まで。開場時間は午前9時半~午後5時、最終日は午後3時まで。月、火は休館。
(小林竜大)