壁や床に投映されたデジタルアートを追いかけ、手で触れて遊ぶ子どもたち=松江市袖師町、島根県立美術館
壁や床に投映されたデジタルアートを追いかけ、手で触れて遊ぶ子どもたち=松江市袖師町、島根県立美術館

 体験型のデジタルアートの企画展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」が1日、松江市袖師町の島根県立美術館で開幕した。壁や床に投映されたデジタル映像の動物や花々には、触れると変化する仕掛けがあり、親子連れらが夢のような極彩色の空間を楽しんでいる。8月28日まで。

 プログラマーやデザイナーら約700人が所属するチームラボ(東京都)が制作。来場者がその場で描いた絵をデジタルデータとして取り込み、作品の中に加えるのが特徴で、「共創(きょうそう)」をテーマに生態系などを模した8作品を展示した。

 多様性の尊重やテクノロジーの進化を表現した作品では、虹色のサンショウウオやクジラ、花々を展示室全体に投映。自由に動き回る映像に触れると、止まったりつぶれてみせるプログラムが仕掛けてあり、子どもたちは追いかけ回したり、踏んづけたりしていた。光るボールに触ると音が出る作品や、滑り台とデジタルアートを組み合わせた作品も人気を集めた。

 開幕式典に出席したチームラボの渡部憲一取締役(47)=雲南市出身=は「体験を新しい発想につなげてもらえばうれしい」とあいさつ。来場した鳥取市田島の会社員、吉本裕美さん(40)の長男一平ちゃん(6)は「(自分で描いた絵を)追いかけたら、逃げて行って楽しかった」と話した。

 チケットは当日券が一般1700円など。来場日時を指定した前売り券購入者の入場を優先する。空き状況は美術館のホームページで確認できる。

 (勝部浩文)