島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 山陰両県で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受け、丸山達也島根県知事と平井伸治鳥取県知事が6日、病床使用率などが逼迫した場合、医療提供体制を両県が連携して確保することを確認した。県境をまたぐ移動については自粛を求めないとした。

 米子市内で開いた両県知事会議で、新規感染者数の推移や確保病床の使用率について現況を報告し合った。島根では4日確認分の新規感染者が1日当たり最多の755人に上っており丸山知事は「高齢者施設などのクラスター(集団感染)の影響で中等症患者も増え、現実問題として医療逼迫が生じつつある段階だ」と危機感を訴えた。

 これに対し、平井知事は同県がこれまで兵庫県からコロナ中等症患者を受け入れた実績があることなどを踏まえ「最後の最後の医療サービスについては協力していきたい」と表明。感染の拡大状況を注視しつつ、具体な方法や基準について調整を進めるとした。

 両県をまたぐ移動自粛について平井知事は「両県境に壁を立てたところで問題は解決しない」とし、丸山知事も「通勤、通学など、必要があって社会移動をしている。自粛は今のところ考えていない」と述べた。
       (白築昂)