「仕事のない人生を最大限活用しよう。労働を終焉(しゅうえん)させよう」。米インターネット掲示板「レディット」では「アンチワーク(反労働)」を呼びかける投稿ページの登録者が2020年の約8万人から22年には25倍の約200万人に急増した。

 自らを「怠け者」と総称する登録者には実際に会社を辞め、自営業やアルバイトで最低限の生計を立てるケースも。食材や衣類を共有する取り組みなど消費の在り方を含め、新型コロナウイルス禍を機に欧米では価値観の変容が目立つ。

大離職時代

 米金...