島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が18日、それぞれ391人、284人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。17日確認分。両県で計7件のクラスター(感染者集団)が確認された。島根県内の医療機関に入院していた患者1人が死亡し、累計死者数は31人となった。

 島根県の居住地別の内訳は松江市133人、出雲市112人、浜田市42人、益田市18人、安来市14人、大田市9人、奥出雲町7人、雲南市6人、隠岐の島町、県外各5人、江津市、飯南町、邑南町各4人、津和野町、吉賀町各3人、海士町2人、西ノ島町、美郷町各1人、調査中18人。

 クラスターは松江保健所管内の高齢者福祉施設で14人、雲南保健所管内の学校で10人、松江市内の医療機関で6人。クラスターの累計は366件となった。

 安来市立の小学校1校の1学級が19日から閉鎖する。

 鳥取県の保健所別の内訳は米子159人、鳥取市69人、倉吉56人。クラスターは鳥取、境港市の3事業所で計23人、三朝町立賀茂保育園で10人。クラスターの累計は214件となった。

 関係者の感染を受け、倉吉総合産業高校は18日から2年生1学級を、倉吉市立西郷小学校と同市立西中学校は19日にそれぞれ一部学年と学級を閉鎖。境港市立あがりみち保育園と日野町立ひのっこ保育所に併設する子育て支援室も同日休園する。

 累計感染者数は、18日に松江市が発表した感染者1人を取り下げた島根が3万2042人、鳥取県も1人取り下げ2万1383人。18日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)37・7%、鳥取(350床)25・7%。宿泊療養は島根36人、鳥取130人。自宅療養は島根6443人、鳥取2746人。重症者は両県ともいない。
      (石倉俊直)