絵が描かれた紙を灯籠に貼り付ける岸本寛子さん(左)=雲南市加茂町加茂中
絵が描かれた紙を灯籠に貼り付ける岸本寛子さん(左)=雲南市加茂町加茂中

 【雲南】23日夜、3年ぶりに開催される雲南市加茂町の夏祭り「二十三夜」を訪れるJR木次線の乗客の足元を照らそうと、町民有志が灯籠を準備した。35基を加茂中駅のロータリーに配置し、来場者を駅から市街地へいざなう。

 灯籠には30センチ四方の紙が4枚貼られ、中のろうそくをともして周囲を照らす。紙には沿線の保育所の園児や高校生たちが、花火やスイカ、朝顔といった夏らしいイラストを描いた。

 灯籠は市民グループ「サンカクカフェ」が加茂中駅活性化対策協議会の協力を得て企画した。22日は駅ロータリーでイラストが描かれた紙を丁寧に灯籠に貼り付けた。

 サンカクカフェの岸本寛子代表(45)は「いつもと違う加茂中駅を見に来てほしい。灯籠を見て夏を感じて」と話し、木次線での来場を呼びかけた。

 23日は花火の打ち上げが午後8時過ぎに始まる。灯籠の点灯は同7時半ごろを予定する。  (狩野樹理)