再録音盤の「レッド」（テイラーズ・バージョン）のジャケット
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米国の人気女性歌手テイラー・スウィフトが過去のアルバムの再録音を続けている。昨年、２作目の「フィアレス」（２００８年）と４作目の「レッド」（１２年）の再録音盤を「テイラーズ・バージョン」として発表。未発表曲も加わった魅力あふれる〝新作〟となった。
０６年のデビュー作「テイラー・スウィフト」から１７年の６作目「レピュテーション」までの音源の権利を本人が所有していないため、録音し直してその音源の権利を得るのが目的という。１０代の時に発表した２作目、２０代の時の４作目とも、演奏はほとんど変えず、３０代になったテイラーの声だけが「上書き」されたような内容。愛聴してきた２作品を「今」の歌声で聴けるのは新鮮だ。
もう一つうれしいのは２作品ともボーナストラックが多いこと。それぞれ別にＣＤが付いて当時アルバムに収録しきれなかった曲など十数曲が入っており、それ自体ニューアルバムと言っていいくらいの佳曲ぞろい。
５月には再録音シングル「ディス・ラブ」が出た。ということは、この曲を収めた５作目「１９８９」（１４年）が次に登場する再録音アルバムか。楽しみだ。 （洋）
