高校生神楽フェスティバルのチラシ
高校生神楽フェスティバルのチラシ

 「神楽」を部活動や同好会で舞う島根県内の五つの高校が7日、「高校生神楽フェスティバル」を江津市江津町の江津市総合市民センターで開く。練習を重ねた成果を披露するとともに、神楽を普及させるための方法を提案。高校生の熱い「神楽愛」を感じられる一日となる。入場無料。(坂上晴香)

 島根県芸術文化センターグラントワ(益田市有明町)が、学校や地域の枠を超えて交流し、県全体で神楽を盛り上げようと初めて企画した。

 出演するのは県立江津の石見神楽愛好会(江津市都野津町)、同矢上・神楽愛好会(邑南町矢上)、同邇摩・石見神楽部(大田市仁摩町)、同浜田商業・郷土芸能部(浜田市熱田町)、益田東・神楽部(益田市染羽町)の5校。それぞれ「岩戸」「悪狐(あっこ)伝」「天神」「黒塚」「日本武尊」などを舞う。

 また、生徒たちは4月から月1回、「神楽に興味のない同級生に神楽を好きになってもらうには?」をテーマにオンライン会議で話し合いを進めた。

 当日は午前11時から、探求成果をプレゼンテーション形式で発表。午後0時半から各校の公演がある。

 グラントワ文化事業課の新田直子さん(43)は「若い感性を生かしながら伝統を大事にする生徒の心を、感じ取ってほしい」と来場を呼びかける。

 問い合わせはグラントワ、電話0856(31)1860。