お年寄りに折り紙を手ほどきする生徒(中央)=江津市和木町、よろこぼう屋デイサービスの家
お年寄りに折り紙を手ほどきする生徒(中央)=江津市和木町、よろこぼう屋デイサービスの家

 【江津】江津市和木町のデイサービス事業所とサービス付き高齢者住宅で16日、江津工業高校の建築・電気科2年生16人を招いた正月用の折り紙作りがあり、利用者ら32人が高校生と体験を楽しんだ。

 高校生とお年寄りが交流する機会をつくろうと、運営事業者が同校に声かけし昨年に続き2回目。デイサービス事業所では高校生の手ほどきで、69~93歳のお年寄りが折り紙に挑戦した。

 だるまやかぶと、馬、鶴などを折り、「謹賀新年」と書かれたB1サイズの模造紙に貼っていった。出来上がった模造紙はそれぞれの施設に贈った。

 江津市江津町の森脇重輝さん(78)は「一足早い正月気分が味わえて楽しかった」と笑顔だった。川田汰征(たいせい)さん(17)は「普段は接することが少ない世代の方と一緒にものづくりができて良かった。伝え方をもっと工夫してまた交流したい」と話した。(村上栄太郎)