出雲市佐田町の須佐神社で3日、節分祭があり、参拝者は勢いよくまかれた福豆と福餅を手に家内安全や無病息災を願った。
氏子ら地元有志でつくる実行委員会が主催し、35回目。もち米180キロと大豆150キロを使い、福餅や福豆が入った小袋計約2万袋を用意した。
参拝者はやぐらや神楽殿を取り囲んで境内を埋め尽くした。事務局長の大崎強さん(76)が「たくさんの福がご家庭に届きますように」とあいさつ。神職や地元園児らが「福は内、福は内」と力いっぱいまいた。
参拝者は手を高く掲げて「こっちだよー」と呼びかけ、福豆や福餅を集めていた。島根県美郷町都賀行から長女と訪れた大澤訓子さん(91)は「おかげをいただきます。毎年元気に参れることを喜ばないと」と顔をほころばせた。
須佐神社は2025年、28年ぶりの本殿遷座を終え、今年は拝殿を建て替える。須佐建央(たけひさ)宮司(52)は「一つ大きな節目を越えて、また今年も新たな気持ちで皆さんと向かっていきたい」と話した。
主祭神の須佐之男命(すさのおのみこと)にまつわる故事にちなみ、わらで編んだ「茅(ち)の輪」の授与もあり、参拝者は首にかけて持ち帰った。地元住民の手作り餅や恵方巻きの販売もあった。(今井菜月)













