中国5県を中心に開かれる全国高校総体のハンドボール競技に、男女とも出場する江津高校チームを激励しようと、江津市内の高齢者が18日、選手らに必勝祈願の応援ボードを贈った。ボードは縦横とも80センチの大きさで表に「勝」と書かれ、選手たちは大舞台での活躍を誓った。
高齢者施設「よろこぼう屋」(江津市和木町)のサービス付き高齢者住宅入居者と、デイサービス利用者の計40人が紙とプラスチックでボードを製作。選手ら4人が施設を訪れ製作者の代表4人から受け取った。
手渡しした大屋善之さん(72)は「試合と自分に勝ってほしいと思いを込めた。江津を代表して活躍してほしい」と期待した。
男子主将の森脇一路さん(18)は「一つでも多く勝ち、結果で恩返ししたい」と意気込み、女子主将の岩竹那緒さん(17)は「応援の気持ちが伝わり頑張ろうとの思いが強くなった」と感謝した。
江津高は6月に島根県予選を突破し男子が5大会、女子が2大会連続で全国総体に出場。開会式は8月2日に岡山県内であり男子は4日の2回戦、女子は3日の1回戦が初戦となる。(村上栄太郎)