昨夏の鳥取大会決勝で涙をのんだ悔しさを力に変え、11年ぶりの出場を決めた。勝負強さを武器に、甲子園初勝利を目指す。
主戦の右腕岩崎は最速140キロの直球と切れのあるスライダーを軸に打たせて取る。鳥取大会で岩崎と継投した山根は最速135キロの直球に加え、落差の大きいカーブやチェンジアップ、スライダーを操る。直球は130キロ台前半ながら速い腕の振りから切れのある球を投げ込む長谷川、多彩な変化球を持つ荒川も控える。
打線は、ミート力が持ち味のリードオフマン田中と小技が得意な鈴木で好機をつくる。チームトップの打率5割を誇る前田、長打力がある山本、勝負強い石原の中軸に加え、粘り強い木村、俊足で選球眼の良い羽根が並び、打線に切れ目がない。
守備は、精神的支柱の捕手前田を筆頭に、球際に強い三塁田中、県大会で無失策の遊撃鈴木が要。外野は強肩で守備範囲が広い中堅木村と右翼岡田が引き締める。
鳥取大会4試合で失点は3。失策は3ながら2回戦で二つあったため、集中して守り、攻撃では少ない好機を確実にものにしたい。
(柴田広大)
部長 長谷川裕城
監督 渡辺 達郎
打安点振球犠盗 打率
投 岩崎 翔(3)11110110 .091
捕 前田 笑(3)18960105①.500
○一 久城 洸太(3) 3002000 .000
二 羽根 勘太(2)10122330 .100
三 田中 陸斗(3)17812211 .471
遊 鈴木 志登(3)13432233 .308
左 山本 皓太(3)18433100 .222
中 木村 海晴(3)14515201 .357
右 岡田 元汰(3) 6101210 .167
控 山根 汰三(2) 6103200 .167
〃 長谷川平蔵(3) 3002010 .000
〃 荒川 真裕(2) 0000000 .000
〃 石原 知紘(3) 8111100 .125
〃 坂本 大河(3) 6221000 .333
〃 村奥 卓冶(3) 11000011.000
〃 田口 大晴(3)ーーーーーーー ーーー
〃 石井 拓海(3)1000000 .000
〃 高藤 栄昇(3)1000000 .000
136 38 20 24 17 10 11 .279
試 回 安 振球失責 防御率
山 根3 19 715811 0.47
岩 崎3 11 411710 0.00
長谷川1 4 1 5711 2.25
荒 川1 1 0 0000 0.00
※盗塁の後の○数字は本塁打数