生まれつき色の見え方が一般と異なる「色弱」の人は、全国に320万人以上いる。学校なら40人のクラスに1人の割合だ。義務だった学校での検査が20年前に任意になり、本人が気付かなかったり、差別を恐れて打ち明けられなかったりと、学校での配慮は受けにくい現状がある。学習に支障が出る場面があり、いま一度、色弱への理解を深める必要がありそうだ。 (増田枝里子)

 鳥取市に暮らす中学3年の...