下関国際の坂原秀尚監督(左)と浜田の家田康大監督
下関国際の坂原秀尚監督(左)と浜田の家田康大監督

 第104回全国高校野球選手権大会で初戦の2回戦を突破した島根代表の浜田は、16日(第11日)の第1試合(3回戦)で下関国際(山口)と対戦する。有田工(佐賀)を5-3で破った浜田と、富島(宮崎)に5-0で快勝した下関国際。8強入りを懸けて中国地方勢同士がぶつかる。浜田の家田康大監督と下関国際の坂原秀尚監督が戦い方や意気込みを語った。

浜田高・家田康大監督「集中力保ち攻め続ける」
下関国際・坂原秀尚監督「点重ねリードで終盤を」

 -相手校の印象は。

 家田 走攻守のバランスが良く、レベルが高い。左右の好投手がいて、打撃も良い選手がそろい、走塁の意識も高い。隙を与えない印象がある。

 坂原 仕掛けがすごく早い印象がある。盗塁もそうだが、打撃にしても初球からセオリーでない攻撃をしてくることが多い。カウントの中でも仕掛けが早い。

 -警戒する選手は。

 家田 古賀康誠投手はスピードがあり、変化球もいい。仲井慎選手は1番打者として警戒が必要で、投手としては直球が抜群で制球、スライダーがいい。パンチ力がある4番賀谷勇斗選手、3番水安勇選手も警戒したい。

 坂原 島根大会19盗塁の半分を決めた1番中野拓実、3番波田瑛介両選手。中野選手はショートの守備も安定し、波田選手は先発投手、3番打者で攻守の要。2人には注意したい。

 -理想の試合展開は。

 家田 投手陣に3点以内に抑えてほしい。序盤に点を取り、集中力を切らさずに終盤勝負に持ち込みたい。攻め続けていきたい。

 坂原 継投を考えている中では、できるだけ点を取ってリードした状態で終盤を迎えたい。

 -意気込みを。

 家田 みんなが必死にカバーし合い、結果が出ている。最後まで貫いてほしい。気持ちで負けず、相手にプレッシャーを与える。個々の力を引き出し、全力でぶつかっていきたい。

 坂原 目標に掲げた「ベスト8以上」の一つ前。コンディション的にも精神的にもここからが本当の勝負になってくる。