【出雲】「目のお薬師さま」として知られる出雲市小境町の一畑薬師で「風鈴まつり」が開かれ、赤や黄、水色の色とりどりのガラス風鈴約400個が境内に飾られ、参拝者を魅了している。9月8日まで。
風鈴はもともと、仏具として仏教とともに中国から伝わったとされ、お堂や仏塔につるして厄よけにしていたことが起源とされる。
風鈴は全国から奉納され、短冊に「身体健康」や「母の目の回復」といった願い事が書かれている。境内の各所につるされ、風に揺れると「チリンチリン」と安らぎのある音を立て参拝者に涼を届けている。
群馬県から旅行で訪れた大学事務の矢部久賀(ひさよし)さん(44)は「こんなにたくさんの風鈴はあまり見たことがない。音色がきれいだ」と話した。
(藤原康平)