石正美術館(浜田市三隅町古市場)の、日本画教室で学ぶ女性4人による「画(が)響(きょう)人(じん) 日本画四人展」が18日、益田市有明町の県芸術文化センター・グラントワで始まり、花や人物、風景といった身近な題材を岩絵の具で描いた48点が、来場者を楽しませている。21日まで。入場無料。
4人は益田市内の梅野美和子さん(70)、児玉美智子さん(86)、斎藤理恵子さん(73)と山口県萩市の村岡万子(かずこ)さん(78)。四人展は、昨年11月に石正美術館で初めて開き2回目となる。
4人の受講歴は10~15年。会場には、2号の小品から200号相当の大作までさまざまなサイズの作品が並ぶ。梅野さんの「夜の海・月の眠るのを待って」は、月明かりの海を描写。村岡さんの「珍客」は花が散った後のハスの実に止まるカマキリを描いた。児玉さんは身近な人物を、斎藤さんは柔らかなタッチで花や古木を中心に表現した。
開館は午前9時~午後6時。梅野さんは「4人それぞれの個性を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。
(中山竜一)













