三瓶山や江の川沿いを自転車で走る「やまなみ街道クライムライド」が21日、島根県飯南町下赤名の道の駅「赤来高原」を発着点に開かれた。中国地方を中心に全国から148人が参加。コース脇の休憩所で特産の手打ちそばや果物などが振る舞われ、景観と交流を楽しみながら爽やかな汗を流した。
参加者は飯南、美郷、大田、出雲、雲南の5市町を回るロング(140キロ)と、飯南、美郷両町を回るショート(71キロ)のいずれかのコースを疾走。ショートコースを完走した広島県福山市の会社員竹縄弘邦さん(46)は「長い上り坂はきつかったが、気持ちいい風を感じることができた。特産のスイカもとても甘くておいしかった」と満足そうに話した。
道の駅を使って地域の魅力を発信しようと飯南町観光協会が2017年に始めたイベント。20、21年は新型コロナウイルス禍の影響で中止され、3年ぶりの開催だった。県内でサイクリングイベントを手がけるNPO法人サイクリストビュー(松江市)が協力した。
(山本泰平)













