島根県と鳥取県が30日、1182人、677人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。両県とも29日確認分。松江市内の高齢者福祉施設など計6件(島根4件、鳥取2件)のクラスター(感染者集団)が発生した。鳥取県では入院中だった70代の感染者1人が死亡し、同県の累計死者数は54人となった。
島根県の居住地別の内訳は、松江市283人、出雲市236人、益田市163人、浜田市101人、邑南町73人、大田市と安来市各54人、江津市32人、雲南市29人、津和野町21人、隠岐の島町13人、吉賀町11人、美郷町5人、西ノ島町3人、奥出雲町2人、川本町と海士町各1人、県外6人、調査中94人。
クラスターは、松江市内の高齢者福祉施設で7人、益田保健所管内(益田市、鹿足郡)の障害者福祉施設で14人、県央保健所管内(大田市、邑智郡)の事業所で12人、浜田保健所管内(浜田市、江津市)の医療機関で5人が感染。累計は564件。
関係者の感染に伴い、浜田市立小学校1校が30日から9月3日まで学年閉鎖。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子307人、鳥取市273人、倉吉97人。
クラスターは、鳥取市の事業所で11人、米子市の高齢者福祉施設で8人が感染。累計は378件。
島根県は公表済みの感染者7人を取り下げた。累計感染者数は島根6万9368人、鳥取5万3489人。30日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)35・0%、鳥取(350床)44・6%。宿泊療養は島根28人、鳥取125人、自宅療養は島根6778人、鳥取6539人。重症者は島根2人、鳥取3人。
(清山遼太、藤井俊行)