プラモデルについて熱く議論をする(左から)平野徹さん、山崎幸男さん、竹中敦司さん=米子市両三柳、コミュニティプラザ百花堂
プラモデルについて熱く議論をする(左から)平野徹さん、山崎幸男さん、竹中敦司さん=米子市両三柳、コミュニティプラザ百花堂

 【米子】航空機模型の愛好家「ひこうき模型クラブ よせ☆あつめ」の作品展が17日、米子市両三柳のコミュニティプラザ百花堂で始まる。会員の力作を並べるほか、会員以外にも会場の一角を提供し出展の機会をつくった。娯楽の多様化により減少する航空機模型ファンのつながりの場にしようと、工夫を凝らす。

 クラブは松江、米子両市の20~60代の男性6人でつくる。作品展では、世界中の旅客機や戦闘機、爆撃機といった会員の力作約80点を並べる。

 会員以外にも展示スペースを提供する企画は初めての試みだったが、愛好家3人が約20点を持ち寄った。

 山崎幸男さん(48)=倉吉市大谷茶屋=は行きつけの模型店から企画を聞き参加した。「個人でやっているので個展を開くのは難しい。同じ趣味の人と面白さを共有できるのはうれしい」と話した。

 プラモデルは「機動戦士ガンダム」やミニ四駆ブームを背景に1989年に出荷額約475億円を記録したが、現在はテレビゲームやスマートフォンの台頭により急激に落ち込んでいる。竹中敦司代表(65)=鳥取県伯耆町溝口=は「作品展をきっかけに作り手が増えてくれればうれしい」と期待した。

 入場無料で、会期は17~19日だが台風により変更の可能性あり。問い合わせは竹中代表、電話090(2294)2344。

(坂本彩子)