吉賀町蔵木の利光地区のクリ園でヒガンバナが咲き誇り、一面に広がる赤い花を県内外から訪れた人たちが楽しんでいる。見頃は25日ごろまで。
約3ヘクタールの園内に自生するきれいな花を見てもらおうと、地元住民でつくる「ひがん花まつり実行委員会」(14人)が草を刈るなどして手入れ。山口県岩国市の主婦蓮井和江さん(60)は「赤色が一面に広がりきれい。秋の訪れを感じる」とカメラを構えた。
恒例の「ひがん花まつり」は新型コロナウイルス禍の状況を踏まえて3年続けて中止したが、23日からの3連休はクリや地元産の新米の販売などで、雰囲気を盛り上げる。池下邦枝実行委員長(72)は「ヒガンバナはコロナ禍に関係なく咲く。多くの方に見てもらいたい」と話した。
(藤本ちあき)