山陰中央新報社のビジネス講座「ニュースペーパープラス」が26日、出雲市渡橋町の山陰パナソニック出雲営業所であった。昨年の浜田営業所に続く開催で、家電や住建など各部門の若手社員7人が、新聞社の清水由紀子NIB担当から仕事に役立つ新聞活用法を学んだ。

 清水担当は、1面から見出しとリード(第1段落)に目を通す「朝10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」を紹介。重要なことを先に書く「逆三角形」の記事構造を踏まえ、言いたいことを簡潔にまとめる文章の書き方も解説した。

 実際に10分で新聞に目を通し、気になる記事を切り抜いて自分の考えを述べるスクラップ体験もあった。

 ニュースペーパープラスは新聞を読むことを通して仕事に必要な能力を磨く出前講座。受講者には事前1週間と事後1カ月間、本紙が配達される。

 山陰パナソニックは、社員の論理的に話す力、文章力や情報収集力を磨こうと、昨年に続き企画した。

 金山高裕さん(23) 新聞は情報の宝庫だった。特にインターネットにはあまりない地域の話題がたくさん載っていて、今後も手に取りたいと思った。

 天喰(あまじき)日向子さん(24) 新聞を読むのは難しいと思っていたが、読み方が分かったらすらすらと目を通せて、普段なら関心がない記事が目に留まった。まずは1カ月読んで顧客との会話や提案に生かしたい。

 

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