一般社団法人境港観光協会(結城豊弘会長)が、大阪市北区梅田の阪神百貨店本店で今夏開かれた食のイベント「コナモンはテッパン!With境港」に出展した。境港の物産販売、特産の白ネギのPRなどを行い、ナニワの街で境港の食の魅力を売り込んだ。
イベントは、お好み焼きやたこ焼きなど、「粉もの」の普及に取り組む日本コナモン協会(熊谷真菜会長)が主体となって開催。両協会の会長に親交があり、特に熊谷会長が境港の食材に関心を持っていたことから、観光協会が参加の呼びかけに応じた。
会場は週替わりで食のイベントが開かれる、同百貨店1階の人気エリア「食祭テラス」。フロアには熊谷会長が厳選した、関西を中心とした「コナモン」の名店9店が鉄板を並べて自慢の一品を販売した。今回は熊谷会長が「もっとPRしていきたい」と力を入れる境港産の白ネギを各店のメニューに必ず使うよう注文し、イベントにも「白ネギの街」のサブタイトルが付けられた。
各店は白ネギを焼きそばにトッピングしたり、お好み焼きの生地に練り込んだりしたオリジナルメニューを提供。中には、白ネギと鳥取県産のみそで作ったネギ味噌を焼きそばと混ぜて食べさせるこだわりの店も。境港市からは、お好み焼きの「みそら」(足立和則代表)が参加し、店自慢のパリッとした生地の「チャンポン焼き」を販売して人気を集めた。
会場の一角には境港観光協会による物産展のコーナーも設け、妖怪グッズなどを販売。期間中は熊谷会長と結城会長、境港市の伊達憲太郎市長によるトークショーもあり、来場者の関心を集めた。
結城会長は「百貨店を訪れる多くの方に境港をアピールできた。機会があれば、また参加したい。秋の観光シーズンには関西から境港に来ていただき、白ネギをはじめ新鮮な魚介を味わってもらうとともに、妖怪ガイドブックを手に水木しげるロードを歩いてほしい」と話した。