雲海の展望スポットで朝日を浴びながら朝食を楽しむイベント「天空の朝ごはんinかわもと」が1日、島根県川本町三原の丸山城跡であった。日の出とともに、山々が白い海に浮かぶ小島のように姿を現し、参加した20人が絶景にため息をつきながらパンやコーヒー、クロモジ茶を味わった。
丸山城は中世の武将・石見小笠原氏が円山(標高482メートル)の山頂に建てた。周辺は山が風を遮り霧が立ち込めやすいという雲海発生の好条件を備えており、昼夜の気温差が大きい春や秋に見られる。
参加者は午前5時過ぎ、城跡の展望台に到着。長女(7)と参加した江津市二宮町の看護師、室田千波さん(40)は「雲海を目の前で見ながら食事でき、最高の時間を過ごせた」と話した。
イベントは町観光協会が初めて開いた。次回は来年度に開催予定。
(佐伯学)