【出雲】油彩画や日本画を中心に美の秀作を集めた「極美山陰展」(今岡美術館、新極美術協会主催)が15日、出雲市天神町の今岡美術館で始まった。地元ゆかりの作家らが手がけた力作約100点が並ぶ。11月13日まで。
極美展の本展は一般社団法人新極美術協会(本部・千葉県我孫子市)が主催。地方での展示会は2019年に同館が西日本で初めて開き、今回が3年ぶり2回目の開催となった。
参議院議長賞に選ばれた開星高校野球部監督で元美術教員の野々村直通さんの油彩画「ホーランエンヤ(日本三大船神事)」のほか、埼玉県知事賞と極美山陰展大賞に選出された田中初子さんの日本画「蓮華」などを展示。豊かな色彩と独創性の高い作品が、来場者を引きつけている。
山陰展の発案者で同協会の園山幹生副会長=出雲市出身、さいたま市在住=は「個性的な作品が多く、見応えがある。今後も山陰から良い作品を出してもらえるように呼びかけたい」と話した。一般600円、65歳以上500円。小中高生無料。
(藤原康平)