力のこもった取組を繰り広げる園児=出雲市大社町北荒木、カミアリーナ
力のこもった取組を繰り広げる園児=出雲市大社町北荒木、カミアリーナ

 【出雲】出雲市内3保育園の「ちびっこ大相撲大会秋場所」が21日、同市大社町北荒木のカミアリーナであった。年長組園児が日頃の稽古の成果を披露し、真剣で熱い攻防を見せた。

 社会福祉法人浜山福祉会が運営する浜山、浜山あおい、浜山あまつひの3保育園の園児52人が団体戦と個人戦(中量級、重量級)で競った。

 家族と一緒に考えたしこ名で土俵に上がった園児たちは、重心を低くし鋭く立ち合い。互いにまわしを引きつけ合うなど力のこもった一番を見せた。1分を超えるような大相撲もあり、見守る家族らから拍手が湧き起こった。

 大会は年3回あり、6月の「夏場所」をけがで欠場した浜山あおい保育園の「璃鵬(りほう)」こと福島璃子ちゃん(6)は、勝ち進み個人戦中量級3位。「家でも毎日練習した。銅メダルをもらえてうれしかった」と喜んだ。

(佐野翔一)