発車を前におろち号の車内で談笑する会員ら=雲南市木次町里方、JR木次駅
発車を前におろち号の車内で談笑する会員ら=雲南市木次町里方、JR木次駅

 山陰両県に出先機関を持つ企業49社でつくる「SUN-INぶらんち会」の2022年度第4回定例会が26日あり、参加した13社13人がJR木次線を走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗車し、沿線ののどかな景色を楽しんだ。

 午前10時ごろ、雲南市木次町里方の木次駅でおろち号に乗り込むと、発車までの約10分間、ホームで販売される木次乳業のプリンの味や、他の会員との談笑を楽しんだ。列車が出発すると、ホームで見送る駅員らに手を振りながら、島根県奥出雲町八川の三井野原駅へ向かった。

 初めてぶらんち会に参加した日本銀行松江支店の長谷川圭輔支店長は発車を前に「トロッコ列車に乗るのは初めて。紅葉も始まり、沿線の風景を見るのが楽しみだ」と話した。

 一行は三井野原駅からバスに乗り換え、奥出雲町内の玉峰山荘と絲原記念館を巡った。

  (山本泰平)