バックホーの操縦を体験する児童=益田市戸田町、戸田小学校
バックホーの操縦を体験する児童=益田市戸田町、戸田小学校

 【益田】建設現場で使われるバックホーや高所作業車に試乗する体験会が2日、益田市戸田町の市立戸田小学校であった。1、2年生15人が建設機械に同乗し、社会生活に欠かせない道路や橋を造る建設業の仕事の一端に触れた。

 市内の建設業者でつくる益田建設業協会青年部会(斎藤雅義部会長)が仕事への関心を持ってもらおうと毎年、実施している。校庭に建設機械8台を並べ、うち3台を試乗体験に使った。

 ヘルメット姿の児童は、部会員とともに油圧ショベルのバックホーに乗り、一緒に操作レバーを握って砂をトラックの荷台に積み込んだ。また、高所作業車のバケットに安全帯を装着して乗り込み、12メートルの高さを体験した。

 斎藤部会長(41)は「将来一緒に作業できたらうれしい」と話しかけ、1年生の水津日々(ひび)君(6)は「高いところからの眺めが印象に残った。道路や橋、トンネルを造る建設業に興味が湧いた」と話した。

  (中山竜一)