島根県と鳥取県が8日、663人、432人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。7日確認分。島根で1日当たりで600人を超えたのは、9月20日確認分以来の48日ぶりで、1週間前(10月31日確認分)から139人増えた。島根で1件、鳥取で2件のクラスター(感染者集団)が発生した。鳥取では80代の感染者2人が死亡し、県内の累計死者数は89人となった。

 島根県の保健所管内別の内訳は出雲238人、松江177人、益田86人、県央82人、雲南41人、浜田28人、隠岐11人。新たにクラスターが発生した益田保健所管内の高齢者福祉施設で5人が感染。県内のクラスターは累計708件となった。関係者の感染で松江市立小1校、出雲市立小1校が学級閉鎖となった。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市215人、米子128人、倉吉89人。クラスターは倉吉市の高齢者福祉施設で8人、八頭郡の高齢者福祉施設で6人が感染し、累計で497件となった。関係者の感染で境港市の境高校が学級閉鎖、鳥取市の保育施設1カ所が休園となった。

 累計感染者数は島根9万2913人、鳥取7万1279人。確保病床使用率は島根(371床)14・8%、鳥取(351床)22・8%。宿泊療養は島根13人、鳥取13人。重症者は両県ともいない。

 (清山遼太、藤井俊行)