島根県と鳥取県が9日、602人、415人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。8日確認分。島根は1日当たりの感染者数が2日連続で600人を超えた。クラスター(感染者集団)は島根で7件、鳥取で3件発生。島根では感染者1人が死亡し、累計死者数は100人となった。

 島根県の保健所管内別の内訳は松江214人、出雲171人、浜田65人、県央57人、益田57人、雲南23人、隠岐15人。

 クラスターは松江市の保育施設で11人、高齢者福祉施設で9人、益田保健所管内の学校で12人、医療機関で5人、県央保健所管内の学校で5人、高齢者福祉施設で15人、出雲市の児童福祉施設で10人。累計は715件となった。

 関係者の感染確認で9日から当面の間、出雲市の小学校1校が学年閉鎖、中学校2校が学級閉鎖した。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市171人、米子145人、倉吉99人。クラスターは、伯耆町の岸本中学校で10人が、鳥取市の高齢者福祉施設2カ所でそれぞれ9人と8人が感染した。累計は500件となった。

 累計感染者数は島根9万3515人、鳥取は公表済みの1人を取り下げ、7万1693人。確保病床使用率は島根(371床)17・5%、鳥取(351床)21・9%。宿泊療養は島根13人、鳥取14人。重症者は両県ともいない。

 (青山和佳乃、福間崇広)