松江市馬潟町の自動車板金会社の軒先に、ひときわ目を引く立体看板が登場した。レトロな雰囲気な車の横で、作業員と思われる人形がポーズを取ったデザイン。通行する人や車から注目の的になっている。一風変わった看板を設置した思いを聞こうと板金会社を訪ねた。
(Sデジ編集部・吉野仁士)

 

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 この会社は宍道湖と中海を結ぶ大橋川沿いの県道230号に面する「今川鈑金塗装」。自動車の板金塗装や修理整備に加え、専用の塗料でさまざまな質感を再現するカスタムペイントも手がける。

 看板は事務所に隣接する整備工場の壁に専用スペースを作り、10月に設置した。車部分は「ワーゲンバス」と呼ばれる車の一部で、丸いヘッドランプと前面が黄色と白のVラインになっている点が特徴。人形は青い作業服を着て、顔には防毒マスクを装着している。左手にスプレー缶を持ち、右手側にはなぜかサーフボードがある。

道路を走っていて目に入ると、思わず注視してしまいそうな独創的な看板。すぐ横には社名を書いた通常の看板もある
人形はマスクやスプレー缶など作業員が実際に使用する道具を身に着けている。サーフボードは謎だが…

 会社前を通る県道は国道9号につながるため、通勤時間帯には多くの車が行き交う。多くの人の目にとまる上に、夕方以降は車部分のライトが点灯して辺りを照らすため、今では地域のちょっとした人気スポットだ。

 

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