島根県と鳥取県が1日、644人、736人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。11月30日確認分。島根で2件、鳥取で4件のクラスター(感染者集団)が発生。鳥取では90代以上と年代非公表の各1人の感染者が死亡し、県内累計死者数は113人となった。

 島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、出雲市187人、松江市161人、浜田市65人、益田市63人、安来市44人、江津市29人、雲南市26人、大田市22人、奥出雲町12人、吉賀町11人、隠岐の島町10人、邑南町9人、西ノ島町3人、津和野町2人。クラスターは松江市の医療機関で18人、益田保健所管内の医療機関で5人が感染。累計は792件。

 関係者の感染確認で松江市立学校1校が学年閉鎖。部分休園中の大田市立保育所1カ所は期間を3日まで延長した。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は米子333人、鳥取市267人、倉吉136人。クラスターは鳥取市の美保小学校で13人、高齢者福祉施設2件でそれぞれ6人、県庁本庁舎5階で6人が感染。累計は568件。

 累計感染者数は島根10万6598人、鳥取8万2243人。確保病床使用率は島根(387床)21・7%、鳥取(351床)42・7%。宿泊療養は島根12人、鳥取24人。重症者は島根1人、鳥取はいない。

 (青山和佳乃、藤井俊行)