「ひろみちおにいさん」で知られる佐藤弘道さん
「ひろみちおにいさん」で知られる佐藤弘道さん

 「巡る季節を…」の歌い出しで始まる松江市の歌に合わせたエクササイズが、完成した。手がけたのはNHK番組「おかあさんといっしょ」の第10代体操のお兄さんで知られる佐藤弘道さん。子どもから高齢者まで気軽に体を動かせる内容で、14日のバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックのホームゲームで初めてお披露目する予定。親子に人気のひろみちお兄さんと、松江市の歌とのコラボが注目を集めそうだ。 (政経部・片山大輔)

 体操は、市民が日常生活の中で気軽に楽しみながら健康づくりができるようにすることが目的。松江ならではの内容で市民に広く浸透させるため、毎日正午に防災行政無線で全市に流す2011年作成の松江市の歌を活用し、市が知名度があり、全国で親子体操教室などを開く医学博士の佐藤さんに考案を頼んだ。

 松江市の歌は本来はゆったりとした曲調だが、体操用にテンポのいい形にアレンジ。全体の時間は約3分間で、複雑や激しい動きはなく、イスに座ってでもできるように仕上げた。

 14日は松江市総合体育館での島根スサノオマジックの試合で、佐藤さんと市立皆美が丘女子高の生徒が初披露する。市は14日以降に市ホームページなどで動画を公開する予定で、上定昭仁市長は「歌が流れると自然と体を動かすような1年後、2年後を目指したい」と話した。
     

 さとう・ひろみち 1993年4月から12年間、NHK教育番組「おかあさんといっしょ」第10代体操のお兄さんを務めた。現在は全国で親子体操教室、指導者実技研修会などを開催する。東京都出身、弘前大大学院医学研究科博士課程修了。