島根県と鳥取県が３日、それぞれ５９５人、５４４人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。２日確認分。クラスター（感染者集団）は島根で新たに４件、鳥取で３件発生した。

　島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市１６０人、出雲市１５６人、益田市６８人、浜田市５３人、雲南市４１人、大田市３１人、安来市２３人、江津市と奥出雲町、隠岐の島町各１３人、邑南町１０人、吉賀町８人、飯南町３人、川本町２人、津和野町１人。

　新たなクラスターは益田保健所管内の高齢者福祉施設で８人、安来市内の高齢者福祉施設６人、雲南保健所管内の学校７人、県央保健所管内の障害者福祉施設で６人の感染を確認。累計は７９７件となった。雲南市では、市立小学校１校の２学級が５日から当面の間学級閉鎖、市立の児童福祉施設１施設が５～７日部分休業する。

　鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子２５０人、鳥取市１８５人、倉吉１０９人。クラスターは、東伯郡の事業所で７人、米子市の私立高校１７人、専修学校で６人を確認。県内の累計は５７５件。

　累計感染者数は島根１０万７７６８人、鳥取が公表済みの感染者を１人取り下げ、８万３４０３人。病床使用率は島根（即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計３８１床）５０・４％、鳥取（確保病床数３５１床）４３・３％。宿泊療養は島根１３人、鳥取２３人。重症者は両県ともいない。　　（清山遼太）