第三章 相国墜つ(七) 「先に行け」  知盛は恐縮する郎党たちに向かって頬を緩めて言った。  知章と郎党たちが頭を下げ、歓談しつつ屋敷の中へ引き揚げていく。父上にはまだ適わぬ、なんの若...