精霊「トントゥ」のオブジェ=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎
精霊「トントゥ」のオブジェ=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎
新たに設置されたモニュメント(右)。ベンチ内側右端に精霊「トントゥ」が設けられている=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎
新たに設置されたモニュメント(右)。ベンチ内側右端に精霊「トントゥ」が設けられている=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎
精霊「トントゥ」のオブジェ=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎
新たに設置されたモニュメント(右)。ベンチ内側右端に精霊「トントゥ」が設けられている=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎

 【出雲】国道9号沿いで海の景色が人気の「道の駅キララ多伎」(出雲市多伎町多岐)に、新たなモニュメントがお目見えした。白い丸形ベンチに、交流するフィンランドゆかりの愛らしい精霊のオブジェを合わせて設け、来訪者が海を背景に記念撮影をしている。

 既存のモニュメント「KIRARA」横に設置し、2日から開放している。ベンチは、モルタル製で直径約2メートル。ドーナツ状で2人が座れる。

 ベンチには、自然界のさまざまな物に宿るとされる精霊「トントゥ」のオブジェ(高さ約50センチ)が、海側から顔をのぞかせるように配置した。原型は、フィンランド出身の出雲市国際交流員、タンヤ・セベリカンガスさんが手掛けた。

 9日も休憩に立ち寄った人たちが、撮影台を用いて写真を写す姿が見られた。

 同駅の柳楽順也駅長(52)は「山陰道の延伸により来訪者の減少が懸念され、多くの人々に親しんでもらえる魅力向上策の一環」と話した。

      (松本稔史)