コロナ禍に生まれた文学ムック「ことばと」。その新人賞の選考会の様子が6号に掲載されていて非常に面白い。これまで新人賞や文学賞のほとんどは選評しか掲載されず、選考過程は不透明だったが、この賞では誰がどんな評価をし、どんなふうに議論が推移したかつまびらかにされていく。それは互いの言葉に耳を傾け、書くこと/読むことの豊かさを共に確認していく記録でもある。 ...
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