【松江】イラストレーターの玉木喜久代さん(68)=出雲市斐川町坂田=の作品展が、松江市玉湯町玉造の出雲玉作資料館で開かれている。油性ペンを使い独特な世界観で動植物を描いた約30点が異彩を放っている。22日まで。
幼少期から自然や生物に興味を抱き、島根県職員だった30代から本格的にイラストを描いてきた。
会場には、木々の間からさまざまな生き物が見つめる「じっと見る」や、人間や海の生物などが描かれた「生き物すべて絶滅危惧種」など、ユニークな作品が並ぶ。油性ペンを操り、線の濃淡や太さを巧みに使って仕上げた。
玉木さんは「人間も昆虫も境目のない世界を生きている。そんな世界のことを少しでも感じてもらえればうれしい」と話した。入場無料、月曜休館。
(古瀬弘治)