主人公のお笑いコンビを演じる大友一生さん(左)と早川あひるさん=松江市内
主人公のお笑いコンビを演じる大友一生さん(左)と早川あひるさん=松江市内

 島根県を舞台に昨年放送した青春テレビドラマ「しまねがドラマになるなんて!」の第2弾「しまねがドラマになるなんて!リターンズ」(1話6分、全3回)が、26日から3夜連続で放送される。前作から6年後の世界で、お笑いコンビを組む高校生が主人公。進路に迷いながら、ふるさとの魅力に改めて気付いていく姿を描く。

 主演は俳優の大友一生さん(20)と早川あひるさん(19)。お笑いコンビ・オオサンショウウオズを組む高校2年生の安来優(大友さん)と浜田つむぎ(早川さん)を演じる。

 2人でお笑い芸人になると信じ込んでいるつむぎに対し、将来に漠然とした不安を抱く優。地元の年末一芸大会への出場間際になって、優が突然いなくなってしまうという物語だ。

 島根のシーンは、全て県内で撮影。エキストラとして2歳から78歳までの100人以上が参加した。

 早川さんは「自然いっぱいの島根の素晴らしさや、見てくださった皆さまに勇気を与えられる作品になっていると思います。地元の皆さまと一緒に作り上げたドラマをぜひ見てください」とコメントした。

 第1夜「島根をかける少女」は26日午後9時48分から、TSKさんいん中央テレビで放送。放送後はユーチューブの県公式チャンネルや、見逃し配信サイト「TVer(ティーバー)」で配信する。

 ドラマは若者や親世代に将来も島根で暮らしたいと思ってもらえるよう、県が島根創生計画の一環として制作。TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、読売広告社(東京都)が企画した。2021年10月から12月に放送した第1弾は、最高視聴率19・1%を記録した。

 (青山和佳乃)