島根県民会館(松江市殿町)の大ホールで11日、県民手づくり「第九」コンサートがある。新型コロナウイルス禍の影響で、2020年は中止、21年は規模縮小。芸術、音楽はコロナ禍が暗い影を落とし、「不要不急」の代表格とみなされた。苦難と闘い、歓喜へ。ベートーベンが不朽の名曲に込めたメッセージは、この時代ゆえの深い意味を持つ。
(広木優弥)
「厳しく隔てられたとしても、全ての人々はみな兄弟となる」ー。博愛、人類愛を高らかに表現したとされる交響曲第9番「合唱付き」。国内では広まったのは、終戦直後、東京の貧しい音楽家たちが寄り添い、どうにか年越しするお金を得ようとコンサートを開いたのがきっかけだったという。
もともと曲が持つ精神性に共感したのか、「日本人は第九が好き」と言われる。大災害や悲惨な事件に見舞われた年も、年の瀬にはいつも第九が聴こえてきた。
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県民手づくり「第九」コンサートは31回目になる。県民会館が改装オープンした1992年に「島根第九をうたう会」が発足し、...
【朝刊先読み!】11日に県民手作り「第九」コンサート コロナ禍を乗り越え開催にこぎつけた関係者の思い
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