2011年1月の豪雪時、米子市内の国道9号で立ち往生するトラックやバス(資料)
2011年1月の豪雪時、米子市内の国道9号で立ち往生するトラックやバス(資料)

 強い寒気が流れ込み山陰両県は22日夕から24日にかけて大雪となる見通しだ。懸念されるのが道路での車の大規模な立ち往生。新潟県で発生したばかりで、山陰両県でも警戒が必要だ。外出を避けるとともに、長期間の停電や車中泊への備えも求められる。

 2010年末から11年年初の大雪では米子市で観測史上最大の積雪89センチを記録。鳥取県中西部の国道9号では大山町~琴浦町の23キロ区間で、約1千台の車が42時間、立ち往生した。

 以来、9号を管轄する国土交通省倉吉河川国道事務所(倉吉市福庭町1丁目)では、除雪トラックや除雪グレーダーなどの専用車両を11年時の18台から29台に増設した。状況は随時ツイッターで情報発信し、9号沿いのコンビニなどの店舗と情報連絡の協力体制を整えた。

 ただ、1台でも運転不能に陥った車が生じると、後続車両の身動きが取れなくなる恐れがあり、立ち往生の防止には各ドライバーの注意が欠かせない。道路管理課の宅野仁志課長は「冬用タイヤの装着やチェーンの携行を改めて心がけてほしい」と訴える。

 立ち往生に巻き込まれるのが現実的に想定される場合、日本自動車連盟(JAF)がホームページでまとめた対策では、車内で暖を取る際は一酸化炭素中毒防止のため、マフラーの排気口の雪を取り除く▽いつでも脱出できるよう、風雪が当たらない側のドアが開閉可能かどうかを確認する―などを呼びかける。

 車体が完全に雪に覆われた場合は一酸化炭素中毒を防ぐため、エンジンを切った状態で救援を待つことになる。寒さをしのぐための防寒着や毛布を備えた上で乗車することが大切になる。
  (中島諒)