政府の2023年度予算案は、さまざまな財源をかき集めて防衛費の大幅増額を優先させた結果、少子化対策など山積する課題への弾力的な資金配分が難しくなった。恒常的な経費が拡大し、財政の硬直化が一段と進んでいる。防衛増税の実施時期は見通せず、巨額予備費の継続で財政規律の緩みも懸念される中、...