新型コロナウイルスの感染が疑われるものの断定できない「疑似症」が島根県内で出ている。民間の検査で陽性となったものの、再検査で陰性となるケースで、8日には一度は感染者として発表した5人を疑似症と訂正し、感染を取り下げた。PCR検査の精度は70%とされ、県は変異株かどうかを調べるため陽性者を再検査するため、今後も同様のケースが起こりうるとしている。

 5人は民間の検査機関でPCR検査を受け、陽性が判明。医師が念のため県保健環境科学研究所(保環研)での再検査を要請し、一転陰性となったため、県は疑似症と判断。その後、5人の検体を民間と保環研の双方で再度調べると全て陰性だったため、感染者ではないと結論づけた。

 6日にも陽性と報告された1人が、保環研が実施した変異株の検査で陰性となり、診察した医師が感染発生届を取り下げた。

 コロナウイルスは軽症や無症状の時期に拡散しやすいとされる。県は感染が疑わしい場合は2週間の健康観察や症状が出た際の速やかな相談を求めている。(佐々木一全)