松江市を拠点にするバスケットボールチーム「HIGHTIME(ハイタイム)」のU15女子チームに所属する勝部璃子(14)が、昨年12月に開かれた日本バスケットボール協会(JBA)主催のU14ナショナル育成センター最終キャンプのメンバー(20人)に選ばれた。持ち味のスピードや高さをアピールし、目標とするプロ選手に向けて新たなステップを踏んだ。
最終キャンプには、全国9ブロックのU14ユース育成コーチ会議で推薦された選手やJBAユース育成部会が認めた約60人から絞り込まれた20人が参加。静岡県清水市で3日間にわたり、トレーニングを積んだ。最終キャンプへの参加は代表入りなどに直結しないが、トップレベルの練習や健康管理が経験できるのは大きなプラスになる。
ハイタイムでは2年生ながらエースを務める勝部は、176センチの長身を生かしたプレーを持ち味とし、インサイドに切り込む鋭いドライブも得意。最終キャンプでは自分より身長が高く技術のある選手に交じって「声を出しながら明るくバスケットを楽しめた」と積極的なプレーを見せた。
最終キャンプ後も好調を維持し、1月上旬にあったジュニアウインターカップ(4試合)では、1試合平均19・0得点、同17・8リバウンド、同4・5ブロックショットをマークし、チームをベスト8に導いた。着実に階段を上りつつあり「将来はプロ選手やトレーナーなど選手を支える立場の人にもなりたい」と夢を膨らませた。