益田市近郊の野菜や果物を中心に使い、パッケージもおしゃれなピクルスを、同市須子町の福祉事業所「ひまわりの家」が開発した。トマトやネギ、リンゴなど5種類あり、それぞれ異なる味付けが楽しめる。 (森みずき)
ひまわりの家は、企業から清掃や農作業を受注し、自身のペースに合わせて作業して自立を目指す就労継続支援B型事業所。NPO法人きずなが運営する。
新型コロナウイルス禍で自主事業として手作りする菓子や布製品の販売機会が減り、利用者の工賃が下がっていたことから、新商品を模索。地場産業と共同開発した商品やアメニティーを用意し、人気を集める益田市の「マスコスホテル」がレシピを監修した。
種類は、「ネギ塩ダレ」「りんごセロリ」「カレーうずら卵」「とまとオイル」「パクチーサルサ」の五つ。地元野菜などにスパイスやハーブを加え、酢やオイルに漬け込んだ。
11月に導入した充填機を活用し年間7千~8千袋(1袋120グラム)の製造を目指す。萩・石見空港や益田市内のキヌヤ5店舗で販売。2023年度に益田市のふるさと納税返礼品になる予定。1袋650円。