年賀ハガキ
年賀ハガキ

 読者の皆さんから、身近なテーマについて意見を募り、山陰中央新報社とSデジに掲載する「さんコメ!」。「年賀状について」にたくさんの投稿をありがとうございました。(かっこ内はペンネーム)

 1、私は、年賀状が好きです。年賀状を作る理由は、(1)反省とか感謝とかそのときの思いを伝えたいから (2)ふだん会わない人の安否確認 (3)正月からスマホを使いまくりたくないからです! 頂いた年賀状の中には、表面を筆ペンで達筆な字で書いてあるものもあります。あまりにキレイなので、今でも部屋に飾っています! お年玉付き年賀はがきも好きで、毎年、切手シートが当たります。今年は、1等・2等が当たりますように!(やっこ)

年賀状の配達受け付けが全国一斉にスタートし、特設ポストに投函する女性=東京都千代田区、東京中央郵便局

 2、毎年続けてきたことの一つである、結婚してからの「家族写真」付の年賀状。来年で結婚20年目になります。懐かしくお世話になった方などへ写真代わりに「今も元気にしていますよ」のメッセージとして書いています。家族の歴史にもなるので、アルバムにもなっています。喪中のときにはクリスマスカードにしたり失礼の無い程度にと考えて続けてきました。今でも大切な家族の宝物です。(Mikitree)

 3、毎年11月にはがきを準備して、印刷やひとことを書くのは12月末で、忙しい中プチストレスになっていました。2~3年前からは交流サイト(SNS)で済ませるようにして、書くストレスがなくなりとても楽になりました。年賀状はもらうとうれしいけど書くのは大変です。(モンブラン)

 4、メールやSNSでつながっている人へは改めて、と言うより軽い気持ちで年始のあいさつをします。ですが私の場合、年賀状を出す相手は普段あまり付き合いはないけれど大切に思っている方です。年賀状に向かっていると相手の顔や声など思いだすことができる唯一のときのような気がします。毎年一人二人と出す方が減って来ますが、最後の数人になるまで続けて行きたいと思います。(雲南のさくら)

指導を受けながら年賀状を書く子どもたち

 5、年賀状作りは、面倒だなと思うこともありますが、子どもの写真を載せて作るのが楽しみでもあります! 最近のベストショットを選んでレイアウト。わが子のかわいさをみなさんに伝えたいです。と同時に、相手とのことを思い返しながらコメントを書きます。年に1回です。メールも送りますが、やはり年賀状から伝わる温かさにはかなわないです。もらって嫌な気持ちになる人はいませんよね。

 6、お世話になった元上司や、日頃メールのやり取りをしない友人・知人約20人に絞り、手書きで出しています。メールももちろん普段使ってますが。手紙とか文字をサラリと認める、オシャレな大人のたしなみだと思いますよ。(こより)

 7、子どもができてからは子どもの写真を載せていますが、賛否もあると思うので控えめに載せようと心がけています。なかなか難しいですが笑。家族全員の写真が載ってるとすごいな!と思ってしまいます。私は絶対に顔出ししたくないな~。(きらきらひかる)

年賀ハガキ

 8、母が認知症になって、字を読むことも書くこともできなくなった。仲のよい学友が2人いたが、年賀状が書けないので、父は自分の年賀状に母の名前を書いて2人の住所を書いてやっていた。母は作ってもらった年賀状を大切なものを見るように眺め、胸に当ててうれしそうだった。それを見て思った。私には代筆してくれる人はいないからこそ、いつまでも元気でいて、年賀状は書き続けよう。と(ドルチェ)

 9、今年の届いた年賀状は大半が子どもの写真入り。友人からの年賀状を見るのが楽しみだったはずなのに、不妊治療中の自分には子どもがいる生活が訪れないかもしれないと悲しく、悪気がないのも分かっているので、辛さが重なり元旦から涙がとまりませんでした。年始に親戚から「子どもは?」と聞かれるかもしれないと恐怖も重なり、辛いお正月でした。(ミニ)
 

記者雑感 送る相手を思うこと大切

 年賀状は準備が大変ですが、もらえるとうれしいです。小学生の頃は、子どもの写真が裏に載っている年賀状が届くと「大きくなったな」と、家族で会話も弾んでいました。
 当時は楽しんで見ていましたが、みなさんの意見から、不妊治療中の方など子どもの写真付きの年賀状で嫌な思いをする人がいることに改めて気付かされました。送る相手を思いながらデザインや写真を選ぶことも大切です。
 これからメールや交流サイト(SNS)で新年のあいさつをすることが増えるかもしれませんが、お世話になった人の健康や感謝の気持ちを送り合う文化は続いてほしいと思います。
  (担当記者)
 

次回テーマ 「無痛分娩の是非」

 次回のテーマは「無痛分娩の是非」です。麻酔で陣痛の痛みが和らぎ、母親の不安が軽減され、産後の回復も早くなると言われますが、麻酔を使わない自然分娩が一般的です。副作用や赤ちゃんへの影響を心配する声も根強くあります。みなさんはどう思いますか。
 コメントをツイッターとLINEで募ります。ツイッターは「 #さんコメ 」をつけて、つぶやいてください! 匿名OK。ペンネームがあるとうれしいです。1月下旬に特集を組みます。