道の駅・大山恵みの里の食堂で提供される大山おこわと大山そばがセットになった日本遺産定食=鳥取県大山町名和
道の駅・大山恵みの里の食堂で提供される大山おこわと大山そばがセットになった日本遺産定食=鳥取県大山町名和
道の駅・大山恵みの里の食堂で提供される大山おこわと大山そばがセットになった日本遺産定食=鳥取県大山町名和
道の駅・大山恵みの里の食堂で提供される大山おこわと大山そばがセットになった日本遺産定食=鳥取県大山町名和
道の駅・大山恵みの里の食堂で提供される大山おこわと大山そばがセットになった日本遺産定食=鳥取県大山町名和
道の駅・大山恵みの里の食堂で提供される大山おこわと大山そばがセットになった日本遺産定食=鳥取県大山町名和

 【大山】文化庁の100年フードに認定された鳥取県大山町の郷土料理「大山おこわ」と、町産そば粉を使った「大山そば」をセットにした「日本遺産定食」が19日から、同町名和の道の駅・大山恵みの里の食堂で販売される。1日10食の限定で、地元で親しまれてきた味を楽しめる。

 大山おこわは僧兵が戦場に行く際、戦勝を祈願して山鳥と山草を入れた米飯を炊き出したのが始まりで、その後は祭りや祝い事のごちそうとして愛されてきた。しょうゆ味のもちもちとした食感が特徴で、日本遺産「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」の構成文化財の一つになっている。

 昨年7月に道の駅が土産用の調理セットを発売したところ、月250~300食が売れる好評ぶりで、その場で食べてもらえるよう大山そばと組み合わせた新メニューを考案した。1食千円。運営する大山恵みの里公社の山口隆之理事長は「町産の材料にこだわった大山の伝統の味。ぜひ食べてほしい」と話した。

 道の駅・大山恵みの里は山陰道・名和インターチェンジ近く。電話0859(54)6030。

  (井上誉文)