島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県は21日、527人、563人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。20日確認分。クラスター(感染者集団)は島根6件、鳥取4件。島根で2人、鳥取で1人の感染者が死亡し、累計死者数は島根255人、鳥取224人となった。

【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移

 島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市172人、出雲市150人、大田市33人、益田市28人、雲南市22人、浜田市21人、安来市16人、隠岐の島町9人、邑南町と吉賀町が各6人、江津市5人、奥出雲町と津和野町が各4人、川本町が3人、海士町1人。医療機関で診察を受けず自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録者が47人だった。

 クラスターは、松江保健所管内の高齢者福祉施設で9人と、2カ所の保育施設で7人と6人、児童福祉施設で6人。県央保健所管内の医療機関で7人、高齢者福祉施設で5人が感染した。累計は1033件。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市219人、米子205人、倉吉139人。

 クラスターは鳥取市内の高齢者福祉施設で29人、倉吉市内の社会福祉施設で9人、米子市内の2カ所の保育所で7人と6人が感染した。累計は812件。

 鳥取県は公表済みの感染者1人を取り下げた。累計感染者数は島根15万5820人、鳥取13万929人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計509床)59・5%、鳥取(確保病床351床)39・3%。宿泊療養は島根5人、鳥取17人。重症者は両県ともいない。
       (中島諒)