日本で最も歴史のある博物館の一つ「国立科学博物館」の本館(東京・上野)には、約200点に上る動物の剥製が常設展示されている。しかしこれは、収蔵する剥製全体の1割に過ぎない。残りの9割、約1700点は茨城県にある筑波研究施設のバックヤード(倉庫)に保管されている。剥製が収蔵に至った経緯はさまざま。分類学上重要な役割...