出雲市が、テレビ放映されたアニメ「ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~」とのタイアップ企画を始めた。作品に登場する2人組の高校生バーチャルアイドル「LIP(リップ)×LIP」が出雲市観光大使に就任し、1月末にデジタルスタンプラリーや、漫画に声優が声を載せた動画コンテンツ・ボイスコミックを公開する。
アニメは、昨年4~6月にBSフジなどで放映された。島根県出身の女子高校生涼海(すずみ)ひよりが、東京でクラスメートになったLIP×LIPのマネジャー見習いとして奮闘する物語。
企画はLIP×LIPをプロデュースする音楽、イラスト、動画制作のクリエーターユニット「HoneyWorks(ハニーワークス)」のメンバーshito(シト)さんが、島根県出身で出雲市とゆかりが深いことから実現した。
昨年末にLIP×LIPが市観光大使となり、1月28日から2月24日までスマートフォンでデジタルスタンプラリーを展開。出雲大社や稲佐の浜、JR出雲市駅といった市内の観光地や駅、商業施設など18か所でアプリを起動すると、LIP×LIPのメンバーによる場所の解説を聞ける。
21日には、LIP×LIPがライブツアーで出雲市を訪れ、出雲大社や神門通りを訪れる内容のボイスコミックが、動画投稿サイト・ユーチューブのHoneyWorks公式チャンネルで公開された。
主催する市文化芸術振興実行委員会の稲根克也実行委員長(63)は「若い人たちに出雲の魅力を知ってほしい」と期待した。













