「楽しくやろう!NIE」をテーマに教育への新聞活用に取り組む島根県NIE推進協議会(会長、松浦和之・出雲市立西野小学校長)が、2023年度の新規実践指定校を募集している。新聞の無償提供や講師派遣を通じ、児童生徒の社会への関心、読解力や表現力、情報を読み解く力を育む取り組みを応援する。応募締め切りは2月17日。

 対象は県内の小中学校。募集枠は2校程度。実践期間は2年。希望により5年まで延長できる。

 実践校には校区内で配達されている全国紙、地方紙が提供される。各教科や朝の活動時間、図書館での記事利用や新聞投稿欄の活用など、各学校で目的に応じ取り組んでもらう。

 協議会加盟の新聞・通信各社による出前新聞教室もある。新聞の読み方、メディアリテラシー、新聞作りや新聞社の仕事など、テーマは要望に応じる。

 教員のNIE全国大会への参加費補助もある。23年度は8月に「ICTでひらくNIE新時代」をテーマに、松山市で開催される。

 県内にはNIE実践の経験豊富な現役教諭ら「NIEアドバイザー」が11人おり、新聞活用法や校内の体制づくりなどについて助言、相談に応じ、実践校をバックアップする。

 詳細の問い合わせ、申し込みは山陰中央新報社内、県NIE推進協議会事務局、電話0852(32)3414。